無職である、独身である。人生何度目かのスゴロクは始まったばかり。見ていきなせぇ笑いなせぇ。あきらめるのはまだ早い。 、、、の第二部 すっかり無職でなくなったおれっちの、右も左もわからねえ金融業界裸一貫進む様、とくとご覧あれ!
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1回休み その2
みなさんは“紹介状”なるものをどのように書いてもらうか知っているだろうか?もしかしたらそれほど難しいものではないのかもしれない。が、これまで医者にほとんどかかったことのない私にとって“紹介状”なるものは未知なる物なのである。

さて、頼りになる友人よりいただいたリストに従って私は止まらぬ咳の原因を究明しかつ効果的な治療をするためその道の専門医を訪ねることとした。

いただいたリストをよくよく見れと、これまで通っていた大きな病院にも専門医の一人が所属していることが分かった。ここで一つの疑問がわいた。私はこれまで同病院の総合診療科、耳鼻咽喉科、そして呼吸器内科(二人)、計4人の別々の先生に診てもらってきた。相談の対象となった症状はいずれも“咳”である。そのたびに色々な検査をしては、全く原因もわからぬのに“とりあえず”と言って処方された薬を飲んできた。なぜ私のような患者をその専門医は見てくださらなかったのであろうか?

答えは専門医と知って後訪ねた日に明らかになる。

今日こそは原因だけでも知りたいとの切なる願いを胸に私はすっかり通いなれた病院へと向かった。まずは受付で、これこれこういう事情で件の先生にかかりたいのだと告げた。すると受付の白衣を着た看護士だか医者だかただの事務の人だかわからないおばさんは私の咳に露骨にいやな顔をして黙ってマスクをさし出した後、

“詳しいことは内科でご相談なさってください。”

とだけ言って、“はい次の人”と言った。
少々イライラとしながらも、黙って内科の受付へと赴き、再び先ほど話したことと同じ内容を話すと、
今度はうら若き受付の女性が笑顔で、

“紹介状はありますか?”

と言った。
紹介状?そんなものは見たこともない私は素直に“ありません。”と答えた。
するとその受付の女性、笑顔をふっと吹き消して、

“では無理です。”

とのたまったのだ。
“無理です?”だと??

この言葉に私は切れた。

“無理ですとはなんでぃ、無理ですとは、この野郎!仮にも俺っちはてめぇらからみりゃお客様だぞ。それをたった一言”無理です“で帰ぇらせちまおうってのはいってぇどういう了見だ、ええ?大体そもそも医者ってぇもんはすべからく病で苦しむ人々の痛みをとって差し上げようってぇ尊い仕事じゃねぇんかい、ええ、お嬢さんよう。俺っちぁこの一ヶ月、お医者様を信じて言われたとおりの処方で薬を飲み続けてきたんだ。にもかかわらずだ、症状は一向によくならねぇ。尊い仕事をしてらっしゃるお医者さんを疑うわけじゃねぇが、ちょこっとてめえで調べてみりゃ、この病院にゃその道の専門家がいなさるってぇことがわかった。咳がひどくて会話にもならねえで往生してた俺っちにしてみりゃ、藁にもすがる思いでこうして足を運んできたんでぇ。それをてめぇ、無理ですだあ?もう簡便ならねえ!やい、その専門の医者とやらをここへつれてこい!今すぐだあ!”

普段どんな人にもニコニコと標準語で話す私は、切れると方言が出てしまうのであった。

この場合受付の女性は私にここまで言われる筋合いはないので気の毒ではあったが、私も無理ですと言われてはいそうですかと帰るわけにはいかないのである。咳が止まらず会話ができないと言うのはどんな仕事をする上でもはっきり言って致命的である。約15分の交渉の末、何とか直接その専門医とやらに連絡を取ってもらってその日のうちに見てもらえることになった。

つづく
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